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海を越えて、ようこそいらっしゃい。

今月下旬に入り、海外からのお客様をおもてなしする日々が続いています。
自分のふるさとの町が20年以上に渡って続けてきた姉妹都市国際交流の輪が、
今年も佐賀の田舎で温かく広がっています。

食べ物の違い。生活習慣の違い。景色の違い。そしてもちろん、言葉の違い。
皆さんいろんな違いを感じながら、こちらの滞在を満喫してくださっているようです。
そしてもちろん、それぞれのホストファミリーとの、いろんな共感にも喜び味わいながら・・。

先にこちらから向こうを訪ね、交流を深めて約1年後の、待ちにまった再会の時です。
今はEメールや国際電話などで、時には距離感を忘れてしまうほど、便利な世の中になりました。
でもやっぱり、顔を見て、生の声を聞いて、手を取り合うことほど嬉しいものはありませんね。
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来日の際はいつも約20人(中学生+大人)の団体でお見えになり、2週間弱の滞在です。

受け入れる半年ぐらい前から、関係者は大小さまざまな準備に追われます。
その関係者というのが、老若男女ほとんど皆ボランティア。
このボランティア仲間の協力と努力なくてはこれほどの年月の交流ははぐくまれなかったことでしょう。

大所帯で動くことの大変さ、難しさ。
受け入れる側にも、受け入れられる側にも、さまざまなことを理解してもらうために費やす時間と労力。
年々、個人的ニーズへの対応に追われる時間が増えていることも確かです。

かつては「ボランティアなのに、どうしてこんなに苦しい思いをしなくちゃならないんだろう・・」
なんて悩んだ時期もありました。

でもみんなの笑顔、抱き合って再会を誓う姿、いろんな物事に触れているうちに・・・
しんどかった思いがいつの間にか消え去り、やっぱりやめられないなぁ~なぁんて思うのです(笑)


今は他市に住んでいますが、何か少しでも役に立てれば・・と、今も仲間に入れてもらっています。
裏方業務をするばかりなので、かつてのようなストレスを抱えることは滅多にありませんが
中心核となってがんばってくださっている方々を、少しでもサポートしていけたらと思っています。

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                      今月は、姉妹都市の名前がついたストリートもお目見えしました♪


先日、あるホストマザーの方がおっしゃいました。

「受け入れてみて初めて『あぁ、我が子もこんな風にして、あちらの家族にお世話になっていたのだなぁ・・』
と感謝の気持ちでいっぱいになりました。」

嬉しいことばです。
そう。そうなんですよね。
大変さも、そこから得られる喜びも。自分が体験してみて初めて実感を得られるものですね。


かつて自分がもらった喜びや幸せを、今度はこちらが誰かに分けてあげたい。
ホスピタリティって、これにつきるんじゃないかと思っています。

押し付けがましい歓迎はしたくないけれど、これからも色んな場面で
自分らしいホスピタリティの形を見つけていけたらいいな。


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by Mizzypon | 2008-03-27 23:55


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