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にんげん様・・・?

花粉の飛散、今年はかなりの量らしい。
九州は例年の40%~60%(環境省HPより)ぐらいだ、とか。

流行に敏感な(?)わたし。
2月中旬あたりから、すでに鼻がムズムズする日があったりする。

この季節、山々を眺めて茶色っぽく見える木々は、杉の木だと思ってよい。
飛散のときを今か今かと待っている、その杉花粉の色は遠目にもはっきりと違ってみえる。

寒い中、地中でじっと春を待つ。
ぐ~んと背伸びをして、いっせいに新芽が顔を出す季節。
そんな春だから、本当ならば大好きな季節。だけど、花粉症にはちょっと辛い季節。

目が覚めて、カーテンを開ける時。
まぶしいくらいの朝陽に・・・「あぁ、今日は晴れそうだ・・・。」と思う顔は、ちょっとブルー。
出かける時には、大きなめがね+マスク+帽子+ナイロンパーカー。まるで、銀行強盗か!?(苦笑)

だけど、そんなココロの裏側で「杉の木々たちも、春を待ちわびてきたんだもんね。」とも、思う。

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昭和30年代の国有林生産力増強計画により、生産性の高い杉が着目された。
その後昭和50年代にかけて、広い面積に杉などを植林してつくる拡大造林計画が進められた。
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杉の花粉による、花粉症。花粉症の者にとって、春の晴れ日はたまらなく憂鬱な季節。
だけど・・・杉の木には、何の責任もない。植物がもつ、本来の生命力の形なんだから。


ここ数年、花粉量の少ない杉が植林されているという。
この植林がうまくいけば、数十年後には全国の花粉症患者の症状は楽になってくるかもしれない。


だけど・・・これも「にんげんさま」の都合、そんな気がする。


いいのかな。

・・・いいのかな。
by Mizzypon | 2008-03-02 22:39


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