『言葉は 心を育てる母乳である』

2008年11月19日
「美しい心は 美しい言葉から生まれる」
講師:土屋秀守先生



昨夜の講演会メモより

言葉は 心を育てる母乳である

日本人の「心」の貧しさは インドの貧しさよりもひどい (マザー・テレサのことば)

人間は 言葉の動物である ~人間のみが 言葉を持って 人間となる~

義務教育の低下=大学生、社会全体の低下
Silent Baby・・・無表情、無感動な子供の増加
小1Problem・・・就学前の集団的トレーニングの不足(自由保育:のびのび保育の誤認

言葉の環境汚染

□□□□心は □□□□言葉から 生まれる
(優しい)
(強い)
(乱暴な)

言葉の増加が与える、心の変化 ~自閉症児童の例
言葉の世界と 心の世界は比例する

現代っ子 : 
見えるものは信じるが、見えないものは信じない
→見えないものを信じる(見る・考える)力を育てる必要性

殺語〔さつご〕 

日本人らしくない 日本人の増加
日本人は日本語でしか日本人にはなれない

一、コミュニケーション力
二、思考力
三、徳性、感性、情緒


精神的なBACKBONE(背骨)の欠落

9才半の節」・・脳科学による、学習パターンの切り替わり、境界
子供 : あらゆるものを先に脳に入れ、後で考える(理解する)
大人 : 先に考えて、理解できる(た)ものを脳に入力する

 Q)なぜ、9才半の節までに学びの機会を与えないのか? (大人の勝手な罪)
 例) 現在の学習指導要領による漢字の数
     小1で80字、小2で160字、小学6年間でわずか1006字
     →江戸時代の識字の高さ、世界における日本の識字率の高さとその低下
           与えることの害 VS 与えないことの害

「新聞配達」という日本文化・・かなりの国民が文字を読め、必要としている証
                  読める者は売店に買いに行く、という諸外国のシステム

文字となっている言葉を音読する、朗読する、黙読する。 
文語・口語。 文語をしっかり読むことの大切さ。

生地・・・横糸と縦糸の絡み合いによるつくり
人格・・・横軸(目に見える世界)と縦軸(目に見えない世界)の絡み合いによる成り立ち
     目に見えない世界をないがしろにしすぎてきたしわ寄せ、現代社会の諸問題


老 考 孝 ・・・ 漢字のなりたち

孤掌は鳴らず ~響き合う関係~ 
   教師と生徒、親と子、政治家と国民

子供の心の扉。その取っ手は内側にしかない。
こじあけようとしても、取っ手がなくては開かぬ。
自らが内側から扉を開いてくれるにはとことん、向き合うこと。

国際化 International
Inter + National (Nation) 
母国(母語)としっかり向き合うことなくして、国際化はなりたたない。
9才半の節までに、母語の確立を。 + Backboneの形成の必要性

早期英語教育の危険性・・吸収率の高いスポンジ状の脳で、流暢な発音は身につく。
             けれど、そこに思考力の確立ができるかどうか。 言語環境は?

語彙力の上に成り立つ、コミュニケーション力
国語力の低さによる思考力の低下



    □    □    □    □    □    □    □


昨夜の講演会は、学びのとても多い時間でした。
疑問に感じてきたこと、ハッとさせられたこと、すーっと心に染み入ったこと。
心の栄養になるような言葉も、いくつもありました。 感謝のひとときでした。

質疑応答の時間には、私が日頃から不安に思っていた件についての話もでました。

全国で「英語特区」と呼ばれるものが増え続けています。
その教育者をしっかりと養成するシステムは確立されぬままに。
「国際化」ということばに乗って、「英語」「英会話」が流行のように一人歩きしています。

その一方で、母語である「日本語」があまりにも軽視され続けている状況が続いています。
「学力低下」と叫ばれるわりには、この「日本語」「国語」に対する活動がなかなか強まらない。
小学生~高校生に接する中で、母語の語彙力不足を痛感することが多々あります。

そして私自身、便利な携帯電話や電子機器にかまけて、言葉をないがしろにしていることも。

そんな中、東京都世田谷区の「日本語教育特区」のお話がありました。
とても、とても素晴らしい活動だと思いました。
「英語話したい」 という中高生は五万といますが、そこでいったい「なにを」話したいのか、話せるのか。単なる憧れとしてではなく、「英語話したい」という志気へと導くには、やはり国語力が不可欠だと私は思うのです。

その点で、今わたしが取り組んでいる大小のこと。
よし、これでいいんだな、間違っていないのだなと、自身への励ましにもなった夜でした。
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by mizzypon | 2008-11-20 08:42


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