毎日一枚、はがきを書くようになって1か月が過ぎました。
きっかけは田舎暮らしのデザインルームで見つけた「はがき道」ということば。 用事があるからメールを送る。急用だから電話をかける。すぐ傍だから会いにいく。 そんな、いつもの使い勝手とは違います。 誰に出そうか、何を書こうか、ちょっとゆっくり考えます。 そうして、一日一枚。 一日、5分~10分ぐらい。15分って日もあるかな? 「書く」のがほとんどだけど、気分が乗っている時には「描く」こともあります。 一日も「欠く」ことなく、1か月以上はがきを書き続けたのは初めてです。 一日、50円。形に残る50円ですね。 海外に出したとしても、一般的なはがきなら何処だって一律70円。 近くのお友達、遠くのお友達。親類、恩師。お世話になった、あのお方にも。 いつも顔を合わせている同僚や、ときには一緒に暮らしている家族に出してみるというのも。 はがきの魅力は、相手の予定や都合を気にせず届けられるところです。 相手の住所を知っているからこそ、出せる。このお互いの安心感も魅力かもしれませんね。 そして、タイムラグがあるところ。1クリックでは届きません。アナログな時間の経過がいいですね。 熱しやすく冷めやすい私ですが・・この「はがき道」は、なんだか続けていけそうな予感♪ 文字を「書く」ことに「欠く」日々が多い中、ちょっといい時間です。 忘れていた漢字を思い出そうと、古い国語辞典を開く、ちょっと役立つ時間です。 はがきを出すからといって、お返事を期待して「書く」わけではありません。 もちろんお返事がくれば、それはとっても嬉しいことですが・・ 急ぐ旅でもないのだから、ちゃんと届いてくれたならそれでいい。 とはいえ、この1か月間にはいくつかのお返事をいただきました。 それはメールだったり、電話だったり、はがきだったり、便箋だったり。色んな形で届いています。 しばらく疎遠になっていた方からの近況報告。これも「はがき道」がつくってくれた喜びですね。 もしかして同じ日に、お互いに書いていたのかな?という消印のはがきをもらったことも。 これって・・ちょっとくすぐったいけど、嬉しいね。 ある日、中学時代の恩師にはがきを出しました。 ある場所で偶然この先生のお名前を見つけ、懐かしさでいっぱいになったので この日のはがきの相手を、先生に決めました。 庭先で撮ったメジロの写真をはがきにして、送りました。 昨日、この先生から絵手紙が届きました。 とてもみずみずしい苺が描かれていて、「なつかしいね」という美しい筆文字がさらさらと並んでいました。 年賀状さえ出さずにいた先生だったけれど・・ はがきのおかげで、当時の思い出がいっぱいよみがえりました。 はがきを書くって、いいものですね。
by Mizzypon
| 2008-03-11 11:27
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