フラのこと。

嫁いだ土地に知り合いがほとんどいなくて、地元の人と触れ合える何かを始めたかった。
けれど高額は費やせない。地域のカルチャースクールで、自分の関心事を探した。
元々歌ったり踊ったりすることが好きだったから...何か体を動かすものを、と。
そして、フラダンスに決めた。メンバーの顔ぶれなど全く知らない状態で。
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...で、行ってみたら...ほとんどが私より随分と年上で、最高齢は何と八十代半ば!
初めて扉を開けた時の...「しまった!」という感覚を今でも覚えている(笑)。

けれど、ご縁とはありがたいもので...気がついたらあれから二年半。
生涯続けていきたいと思うものに出逢えた。

最初の一年で、若さだけでは叶わない部分を、まざまざと思い知ることになる。
体力的な基盤も、自分がいかに怠惰な暮らしをしてきたかってことも。

習い始めた頃と時期を同じくして、映画『フラガール』が日本のフラブームに火をつけていた。
私もこの映画がきっかけだったと思ってる友達がほとんどなんだけど、偶然。
でも今思えば、あれは必然のタイミングだった?

あの映画に出てくるタヒチアンのような激しさは...
私が通うハラウ(教室)では不可能、きっと。
年齢層からしても、ここは激しい動きを必要とするフラ教室ではないわけで。

けれどそれが、私にとっては良いご縁だった。
今、じっくり、じっくりと自分の体に向き合う時間がとても心地よい。
「内臓美人になりたい」と常々思ってきたが、そこにも一役かってくれているのが分かる。

フラが段々と生活の一部になってきているのを感じる、今日この頃。
ハンドモーションが手話と深く通じ合うところも。
フラが持つアロハスピリッツが、自然界のすべてに感謝を捧げる証だということも。
習い始めてみて、フラの世界が自分の興味関心の多くと繋がっていることに感動している。
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・フラがきっかけで、手話を使う方々との交流が始まった。
・曲に出てくる花々や島のことを知りたくて、植物図鑑や地図を開くようになった。

・ハワイに出張された方からのお土産に、フラを丁寧に描いた本をいただいた。
自分の居場所に一冊ずつ置いて、何度も読み返しては想いを馳せている。
・同じ方から素敵なハワイアンミュージックのCDまでもを戴き、
重なる感謝でいっぱい。今や日々の運転にも欠かせない音楽。

・不定期で通う老人介護施設の訪問で、フラをお披露目するようになった。
・昔は絶対に手に取らなかった、ハイビスカス柄の生地を買うようになった。
・「ハワイは芸能人が遊びに行くところだ」という固定観念が、なくなった(笑)。

・フラが、ハワイの歴史の中でどういう役割を持ってきたのかを知りたくなった。
これは、オーストラリアの原住民アボリジニや、
ニュージーランドのマオリ族の世界に魅了されている気持ちと通じる感覚かな。

他にもフラはきっと、私の生活に色んな変化をもたらしてくれている。
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とはいえフラの世界はとても奥深くて...自分が知ってることなんて、まだまだヒヨコ。
「知る楽しみ」「知る喜び」に感謝しながら、これからもじっくりと続けていきたい。
そして...感謝や想いが全身から伝わってゆくような、そんなフラを踊れるようになれたらいいな。
小さな一つ一つにも感謝する心を。まずはここからね、きっと。

今月1日、友人Cちゃんの結婚パーティーに、フラでお祝いをさせていただいた。
お友達Eちゃんとお揃いの衣装を準備して、気持ちを込めて踊った。
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選んだ曲は、最愛の人への想いを歌ったもの。
季節や香りを感じる中に深い愛が綴られている。

歌詞にロケラニという花の名前がでてくるが、これは、ピンク色の小さいバラのこと。

当日は新郎新婦の横で、踊らせていただいた。
お二人が満面の笑みを浮かべながら、私たちを見てくれているのがとても嬉しかった。
更に嬉しかったことに、新婦の髪に飾られていた花々がまさにロケラニだった。
きっと偶然なのだけど、お祝いをする私達にとっても、ジーンときた瞬間だった。



今度の日曜日には、市の文化祭で同じ曲を踊る。
会場に来てくださるお一人お一人が笑顔を浮かべてくださるような時間になったらいいな。
もしかしたら、心に何らかの悩みや不安を抱えつつ、
会場に集ってくださるお客様もおいでかもしれない。
そんな方々に...ほんのわずかな時間でもいい。ホッとした気持ちになってもらえたら。

親類(亡祖母の妹と母)も観に来てくれる予定なので
「ありがとう」の気持ちを込めて踊りたいと思う。
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by Mizzypon | 2009-11-05 17:12


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