Hugのちから

これは 「アイラブユー」を表す手話の一つ。
置き物としては・・・ちょっとビックリするかもね(笑)。
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最初は全く違うものを作っていたのに・・・気がついたら最後はこうなっていた。
柔らかな土に触れているうちに、自分のココロが暖かい気持ちで充たされたんだろうなぁ。

私は手話を必須に生きているわけではないから、
これがどれほどの意味の深さを持つのかは、よく分からないけれど・・・

この手話を大切な相手に向けて差し伸べる時も、自分に向けて差し伸べてもらう時も。
私の心はやっぱり、暖かさでいっぱいになっている。
愛しさゆえに、この手の形にホッとするんだろうな。
そして、自然な流れでHugしちゃうんだろうな。

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友人RちゃんとPくんがめでたく結婚した。Pくんはアメリカ人。 ってなわけで、国際結婚。 
この二人を祝福するために、県内外の多くの方々はもちろん、海外からも友人達がかけつけた。

私にとっても懐かしい顔ぶれが揃って、なんだかリユニオンみたいだった。
この数日間、私はいったいどれだけHugし、Hugしてもらったことだろう。
自分から両手を広げたHugもあれば、懐かしさゆえに駆け寄って抱きしめてもらったHugも。
Hugの習慣がある国の人たちって、なんでこんなにも心地よいHugをしてくれるんだろう。


今でこそ日本でもHugの習慣がぼちぼち広がってきたけれど・・・
かつての日本じゃ「Free Hug」とかってことは、ほぼ不可能だったんじゃないかな?
個人的にはFree Hugは今でも苦手。 心が通い合う相手じゃないと、私にはできない。
わたし自身、自分の中に自分なりのHugのポジションみたいなものを感じているから。

Hug習慣のある国での生活を経験してたり、外国人との関わりを持ったことのある人達は、
Hugへの垣根がすごく低いなぁって感じる。 Hugの心地よさを経験で知っているからだろうね。

最近は、日本でもHugをする人って案外多いんだなぁって思ったりもする。 
若い世代は特にね。 そして・・・Hugが持つ力って、やっぱりすごいなぁって思う。
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二十代半ばにオーストラリアで過ごした、約9か月。
その間に、わたしはHugの心地よさをいっぱい肌で感じた。
ホストファミリーのパパやママはもちろん、友達からもらったHugもあるし、
友達の家族からもらったHugもあるし。 

日本に帰国して、最初に逆カルチャーショックを覚えたのは、
「そっか・・Hugの習慣が・・この日本にはほとんどなかったんだった・・・」ってことだった。
この逆カルチャーショックが原因の一つとなって、しばらく私は日本社会に戻れなかった。

そして、私と同じような経験をしている人が実は結構多いんだってことを、後で知った。 

人肌に触れる機会が激減した環境に戻り・・・私はわけもなく泣いていた。
あの頃の私はまるで、赤ちゃん返りをしたようだった。
(赤ちゃんだろうが成人だろうが、人は元来誰だって人肌の暖かさを必要としている生き物だろうな・・)

その後に数年を経て、自分なりにHugの感覚を取り戻してからは、
国際交流イベントとか、とっても仲良しなグループの集まりとかで、
男女問わず自分からHugできるようになった。 ごく、自然な形で。
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けれど・・・自分が結婚してからは、この感覚がまた変化してしまった。

うちの旦那さまは、絵に描いたようなニッポン男児。
→ニッポン男児の定義そのものが、よく分からんとやけどね。
彼が自分からHugの手を差し伸べることは・・・はっきり言って皆無に等しい(苦笑)。
結婚して3年半が過ぎた今でも、それはほとんど変わっていない。

そんな旦那さまとの暮らしに慣れてくると・・・異性とのHugには抵抗を覚えるようになった。
シンプルな友情Hugなのに、夫以外の男性と肌が触れ合うっていうことに・・・
夫に対する妙な後ろめたさが付きまとって、昔のようにむじゃきにHugし合えなくなった。

まぁこれは、日本で暮らしてりゃ・・一般的には当たり前の感覚なんだよね、きっと。
しかもゴシップ好きの田舎暮らしだもの。下手に感情任せで動くと・・夫にも変な迷惑がかかるし。
そんな私の気持ちを汲んでくれた外国人の友人達は、私との距離感を上手に保ってくれるようになった。



とか言いながらも先週土曜からの数日間は、久しぶりにいっぱいHugしたなぁ(笑)。
こんなにも心地よい感覚は、本当に久しぶりだった。
なんの抵抗もなく彼らといっぱいHugして、喜びを分かち合った。 

そして昨日は地元を一緒に散策させてもらう中、Pくんのご両親にもいっぱいHugしてもらった。

「アメリカと日本。遠く離れていても、今はWeb電話で、顔も声もすぐそこに感じられるからね。
でも唯一寂しいのは・・やっぱり、PやRをHugできないことね。」って、ママが言った。

そうなんだよね・・・。
インターネットの発達はまるで、すぐ目の前にいるかのごとく色んなことをシェアさせてくれるけど・・・
やっぱり、直接会うのとはわけがちがう。 アナログとデジタルは、全く違う次元。
会ってギュッとHugし合う暖かさは、会わないと感じられない。
かといって、会いたいからすぐに飛んでいける距離じゃない。
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成人になって「息子をHug」とか「ママのHug」とかって言えば、
日本の暮らしの中なら、ほぼ間違いなくマザコン親子ってみなされるけど・・・
私は、Hug文化の国のこんな家族愛が大好きだ。 家族のことを堂々と褒める文化圏、大好きだ。
いくつになっても、家族がHugしている姿には心が和む。

遠く離れて、パパもママも本当に寂しいだろうなぁと思う。
けれど、Pくんが愛してやまないRちゃんは、あふれんばかりの愛情をいつも注いでくれる人。
そしてRちゃんにとっても、心優しく暖かなPくんは無くてはならない存在。

そして、そんな二人を、周囲のだれもが祝福してる。
その祝福のニッポンオーラを、ここ数日間、パパもママも驚くほどに感じられたことだと思う。 

「こんなにも息子が愛されていること。 心から誇りに思うし、Rにも感謝しているわ。
 Rと一緒なら、Pは絶対にシアワセな家庭を作ってくれるわね。素敵な娘を持って嬉しい。」って、
ママが涙を浮かべながら、こっそりと話してくれた。 

自分のことのように嬉しくなって、私もボロボロと泣いてしまった。
そしてまた、どちらからともなくHugをしたのよね。


お互いの心が開いた時に・・自然とどちらからともなく両手を広げてHugをする。
そんなHugのここちよさ。 Hugがくれる、ほっとする気持ち。

とてもあたたかい数日間。 Pくん、Rちゃん。 
こんなにも素晴らしい時間を共有させてくださって、本当にありがとうね。
(個人的なことだから、ブログに書いていいかどうか迷ったけど・・ 
 ここで少しだけ皆さんとシェアさせてね(^-^)♪)
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by mizzypon | 2009-07-08 09:39


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