「グゥグゥと、ディディ」のこと

今年も、哥哥(ge ge)や弟弟(di di)とのお別れの日が近づいてきた。

月に二回ぐらいのペースで、中国人研修生と一緒に晩ご飯を食べている。
ご飯を食べる場所は、実家。 始めた頃は「自宅」と呼んでいたけれど。

この「朋友デー」を始めて、5年が過ぎた。 

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地元の国際交流活動に参加する中で、この研修生達とのご縁をいただいた。
「日本の家庭の空気を知らずに帰ってしまうのは、ちょっと寂しいよね」と、
数人を自宅に招いたのが5年前のこと。 あれからずっと、家族と一緒にこの交流を続けてきた。

「交流」と言っても、なにも大掛かりなことじゃない。
もともと人の出入りが多かった我が家に、ちょっと国際色が加わったってかんじで。
とはいえこの研修生たちとの交流に、私たち家族はいろんな喜びを貰ってきた。

食べて、呑んで、笑って、泣いて、歌って、踊って。
言葉は・・・通じているようで、実はあんまり通じていないのだけど(笑)。
それでも「同じ釜の飯を食う」って言葉があるように、気がつけば家族みたいになっていく。

彼らは、私の父や母のことを「日本のお父さん、お母さん」と呼んでくれている。
最近は私のことを姉姉(jie jie)とか妹妹(mei mei)って呼んでくれることも増えた。

私も、彼らのことを哥哥(ge ge)や弟弟(di di)って、自然に呼べるようになってきた。
もちろん名前で呼ぶことも大切にしているけれど、やっぱりアジア圏だからなのかな・・
こんなふうに呼び合えることが、とても心地よい。

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毎年6月から9月ぐらいにかけて、日本での研修を終えた人たちが母国に帰る。
身につけた技術を持ち帰り、現地にある日本の会社で、引き続き仕事をするために。
そして入れ替わりに、新しい研修生たちがやってくる。
ようするに毎年必ず、仲良くなった朋友との別れの時と、新しい出会いの時がやってくるということ。

「また、絶対に会おうね!」と言うのは容易なことだけれど・・
海を越えた仲間と、そんなに簡単に再会できるってわけじゃない。
お別れの時は、やっぱりいつも寂しくて涙が出そうになる。
・・というか、かつては大泣きしたこともある。


来週の金曜日に、十数人が母国に帰る。
毎年のことながら、やっぱり寂しい。
けれど「帰国まで、あと何日!」と満面の笑みで喜ぶ哥哥や弟弟の姿を見てると、
それはそれで、とても嬉しい。

今日も4人の哥哥(ge ge)と弟弟(di di)が晩ご飯を食べにきてくれた。
いつものように、いっぱい笑って、いっぱい食べて、そしてまた、いっぱい笑った。
残業帰りの夫も、お開き前にどうにかちょっとだけ顔を出せたから良かった。

そして今夜は、みんなで歩いてホタルを見に行った。 いい時間だった。

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今夜の私は・・全く泣かなかった。ほとんど、笑いっぱなしだった。

近年、中国の経済成長は著しく、パソコンの普及率も高くなった。
今後はインターネットを通して、彼らともいつだって話ができる。ウェブカメラでお互いの顔も見られる。
こういう発達が、果たして絶対的に「良いもの」なのかどうかは分からないけれど・・
「またすぐに会えるね!」って感覚が、涙を全く寄せ付けなかったみたいだ。


でもやっぱり生身の人間に会えることが一番うれしい。
いつかきっと、中国大連の哥哥(ge ge)と弟弟(di di)たちに会いに行くぞっ!


彼らの日本語上達に甘えて、これまでなかなか真剣に取り組んでいなかった中国語。
今年に入ってからようやく、まじめに取り組んでいる。
「会話力」と呼ぶには、まだまだ遠い道のりだけれど(笑)。

朋友デーのたびに通じる言葉がちょっとずつ増えているのが、私の大きな励みになっている。


 ※今日の写真:「韓国中国日本の子供の絵展」より
    (主催者の許可を得て撮影、掲載しました。)
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by mizzypon | 2009-06-18 23:56


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