「なおえつ茶屋」のこと 

6月12日(金) 大阪23:27発の『急行きたぐに』にて新潟へ。 車中泊。
6月13日(土) 直江津5:56着。そのまま「ほくほく線」直通・六日町行き列車で移動。
目的地は『愛・天地人博』。

その後、再び「ほくほく線」にて十日町経由、直江津に戻る。
この時点で午前11時ぐらいだったかな?
直江津駅で下車。 そこから伸びる商店街をぶらりと歩いてみるのだけど・・
町の中は、ちょっと閑散としたかんじ。 う~ん。 どうしたもんかな・・。

そういえば今朝はコーヒーを口にしていない。 自宅で毎朝飲んでいるドリップコーヒー。
頭によぎってしまうと、どうしても、どうしても美味しいコーヒーが飲みたくなる。
そこでふと目に留まったのが「なおえつ茶屋」の看板。
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コーヒーの文字を眺めていると・・「自家焙煎でおいしいですよ!」と元気な女性が出てきた。
なかを覗いてみると・・・いわゆる「町のコミュニティースペース」を兼ね備えた場所のようだ。
武雄の「まちなか案内所」の雰囲気にも、ちょっと似てるかな。

よし、入ってみるか。
さっきの元気な女性、肝っ玉お母さんが出迎えてくださった。
そしてここからの約半日が、今回の旅でとても思い出深い時間となる。

●店の棚には、品のよい木工作品やハガキ類、蜜蝋キャンドルなどが並んでいる。
 すべて、地元直江津の人たちの手作り品だそうで。

●入り口のすぐそばには直江津情報のチラシがいろいろと。
 雑然と並べられているけれど、よく見ると「地産地消」とか「クラフト展」とか。
 ここで「あ、私この町好きになりそう・・・」と思った。

●店の奥には、小さな図書館のようなスペース。
 どうやら直江津住民の方々の寄贈によるもののよう。夕方になると子供達でいっぱいに。
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 (これほど子供達が居るのに静か。学校帰りに立ち寄り、思い思いに宿題をしたり本を読んだり。あ、外の小さな公園でバスケをしてた子が戻ってきた。勉強を教えあっている姿などは、なんだか寺子屋みたい。仕切りカーテンで「お客さんもいる」共有スペースだってことを暗に学んでいるのが分かる)

●その図書館スペース横には「駄菓子コーナー」。
 ここは、なんと子供たちが自ら管理をしているスペースらしい。
 手作りの「クジ」があったりして、50円とか100円とかを握りしめた子供たちがやってくる。

●なによりも、この茶屋の目玉はお母さん
 茶屋がオープンしたのは結構前だが、この2代目お母さんが引き継いでからはまだ長くないらしい。
 それでも、もうこのお母さんの存在感に圧倒された(笑)。
 なんといっても、元気がいい。 とても細身のお体なのに、動く。動く。ほんとによく動く(笑)。

●そうこうするうちに、美味しいコーヒーが。
 自家焙煎というだけあって、確かに美味しかった。

●そしてお母さんと話をするうちに、なんだかとっても不思議なご縁を感じ始める。
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お母さんの娘さん、secoさんはオーストラリアにご縁のある方で、蜜蝋キャンドルを作っておられる。
 この日はちょうどクラフト展開催中で、茶屋にはいらっしゃらなかったけれど。

●secoさんのキャンドルを使ったキャンドルナイトが、茶屋を毎夜美しい空間にしてくれているそうだ。
 ムーディーな雰囲気には程遠い我が家、去年の七夕珍事を思い出してちょっと笑ってしまったが・・
 secoさんのコーナーに、我が家でもお世話になっている「生活の木」のアロマオイルを見つけた。  

●そして再び、茶屋のお母さん
 なんと、旅先で出逢ったギター青年を直江津まで呼び寄せてしまったらしい
 しかも、その青年との出逢いは@九州だったらしい。

●こんなパワフルお母さんとの出逢いのおかげで、
 私は直江津の地がどんなところなのかを知りたくなった。
 正直、閑散とした商店街を素通りしただけでは、こんな気持ちにはなれなかったと思う。
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  (実家の母が、とても大切にしている言葉に、この茶屋で出合ってビックリ。
   「娘が大好きな言葉なのよ」とお母さんに言われて、さらにビックリ。)

 
●茶屋でレンタサイクルを借りて数時間、ぶらぶらと直江津散策にでかけてみる。
 そしてこの散策中にも、とてもありがたい出逢いに恵まれることとなる。
 立ち寄った先でいただいた、おばあちゃんのほうじ茶が心をあったかくしてくれた。 
 「○○に行ってみたらいいよ」と教えてくれた、お母さんのおかげだ。

●茶屋に戻ってお母さんに握ってもらったオニギリとお味噌汁の、おいしかったことといったら!
 天地人に出てきたオニギリにちなんで、お米にもとてもこだわっておられる。 そして味噌汁の味噌・・・
 なんとまぁ、地元直江津のおじいちゃん(90歳を越えてる!)が手作りしてるものなんだと。

そんな傍には編み物してるお姉さんもいれば、地元ツウの楽しい青年クン、そして沢山の子供達。
地元の人にとっての憩いの場は、旅人にとっての交流の場にもなるわけで・・。

わたしたちのやりとりの合間にも、私と同じような旅人さんたちがちらほら。
そのたびにお母さんの元気な声が響く。  

 やっぱり、旅には人との出逢いが欠かせない。 

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(帰ってから絵葉書を出そうと思い、直江津の海辺に書いた。
文字は波で消えても、思い出にはしっかり残る。そんなご縁だったから。)


なおえつ茶屋内図書館に関するニュース(上越タイムスにリンクしています)

secoさんのこと、キャンドルナイトのこと(同じく、上越タイムスにリンクしています)

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by mizzypon | 2009-06-16 11:34


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